塾講師のつれづれ日記

塾の講師をしながら考えたことを書いています

2018-01-01から1年間の記事一覧

意識して「見る」

私は以前、生徒に「この教室に掛けてあるカレンダーの絵が何か知ってるか?」と聞いたことがあります。よく目立つところにカレンダーは掛けてあったので、見ていないはずはないものでしたが、その生徒は答えられませんでした。“見えているだけ”と“意識して見…

偏った見方

ある人にある物を見せました。その人は「◯」に見えたので、「円」と答えました。同じ物を別の人に見せると、その人は「▢」に見えたので、「正方形」と答えました。実は、ある物とは円柱でした。ある人は真上から、別の人は真横からだけ見ていたので、円柱と…

手伝いの効果

子供たちには、出来るだけ家の手伝いをさせてほしいと思っています。手伝いには2つの効果があります。一つ目は家族ということを考えるようになることです。自分がしたことで家族の誰かが助かったり、みんなが喜んだりすることで、家族の中の自分ということを…

「頑張る」なんて言葉はいらない

私は子供たちに時々「『頑張る』なんて言葉はいらない。必要なのは、何をするかという行動や。」と言います。テストで結果が出なかった時、子供たちは「次は頑張る」と言います。ところが、「何を頑張るの?」と聞くと具体的な言葉が返って来ません。気持ち…

「ながめる」「見る」「観察する」

料理番組を見た後でその料理が作れるかどうかのポイントは、どんな意識で番組を見ていたかによります。作ってみようと思って見ていたなら、作り方に注意をしていたので作れます。ところが、ただ「おいしそう」と思って見ていただけなら作れません。 勉強も同…

親が我慢

親ならば、子供には我慢の出来る子に育ってほしいと思います。これから先、困難なことにぶつかった時に必要な力のひとつです。では、どうすれば我慢の出来る子に育つのでしょうか。それは、親が我慢強くなることです。 例えば、ゲームを買ってほしいとごねて…

はじめまして

みなさん、こんにちは。塾講師をしているkotobataroです。生徒達との関わりのなかで感じたことや、メッセージを書いていきます。読んでいただけたら幸いです。